2011年2月3日木曜日

卵割のライムラプス

来週、中学校に出前授業に行きます。
「研究所の紹介」「卵の話」そして「科学を伝えること」についてお話できたらと思っています。

卵の話をする時には、「卵割のタイムラプス」があると盛り上がりますね。同じペースで細胞分裂が進むことを示すためには、1個の卵の卵割よりも、2つ並んでいた方が良いかもしれません。

というわけで、アフリカツメガエルの卵のタイムラプスを撮ってみました。



3分に1枚のペースで写真を撮って、1秒間に12フレームで動画化しています。

同じタイミングで受精した卵は、ほぼ同じペースで細胞分裂が進みます。
7時間39分の出来事を2160倍でどうぞ。

2011年2月2日水曜日

植物の実体顕微鏡撮影で一工夫

シャーレ上で育つ、ヒメツリガネゴケを撮影。

植物だと、動きが無いので、動画でも写真でも同じような感じになってしまうのが悩みです。唯一、ピントが動きます。



それならば、被写体自体を動かしたらどうか?ということで、こんなのを撮ってみました。

シャーレ一周の旅、みたいに、キッチンタイマーの上にシャーレを乗っけて、ぐるっと撮影。低速で定速で動く特徴を利用。



なお、撮影環境はこんな感じです。


レンズを外したGH-1をWild M400にセット。照明は、大昔に教授がスライドチェック用に使っていたライトパネルを流用。小型のトレース台なんかも使い勝手が良いかと思います。

GH−1のレリーズは、純正ではなく、エツミ タイマーリモートスイッチ PS1 パナソニック用というもので、339カウントまでインターバル撮影もできる優れもの。